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アナルセックスは感染症のリスクを高める

近年は世界的にも性の文化は発展してきており、様々な趣向の性行為が生まれています。
アナルセックスもまた多岐にわたる性行為のうちのひとつで、日本では肛門性交とも呼ばれています。

アナルセックスはその名の通り肛門および直腸に性器を挿入し性的な刺激を得る行為です。
男女間だけでなく、同性愛者の間でも行われており、ひとつの大きなジャンルにさえなっています。

アナルセックスはまたいくつかの危険をはらんでいる行為でもあります。
肛門及び直腸は排泄の為に使用されるように体の中で設計されており、また性器もそのような箇所への挿入が想定されているような作りにはなっていません。

一般に、肛門及び特徴には無数の細菌やウイルスが生息しており、とても清潔と言えるものではありません。
通常、性行為を行うと性器や性器を刺激した箇所には目に見えないような小さな外傷がつくられます。
この外傷から直腸、肛門内の細菌がパートナーの性器に入ったり、また直腸、肛門にできた傷に入ってしまったりするとなんらかの感染症に感染するリスクが高まります。

またパートナーが性感染症のウイルスを保持していた場合、精液などのパートナーの分泌物や直腸、肛門の分泌液にそれらがふくまれている可能性が大きくあります。
性器にイボができてしまう尖圭コンジローマ、性器がただれ場合によっては激痛を伴う性器ヘルペスなどがアナルセックスで感染するリスクのある性感染症の代表格とされています。

また、アナルセックスを行った後滅菌処理や洗浄を行わないまま直接膣でのセックスを行うとより菌が拡散されかゆみなどを伴う膣トリコモナスなどに感染する可能性が高まります。

相手が性感染症に感染していなくても、感染症を引き起こすことがあります。
そのような病気はB型肝炎、C型肝炎のような体内で菌が異常に増殖する感染症もふくまれ、これらも性器や肛門に出来た傷に原因となる細菌やウイルスが侵入し発生します。
普段は大腸などで健全に生息している菌が原因菌となることもあります。

肛門内は傷つきやすいので痔になる可能性もある

また、肛門が激しく損傷を受けたり、傷が悪化してしまう等すると出血、痔になることもあります。
アナルセックスで痔になってしまった場合、パートナーの精液、または菌、ウイルスが直接血液に触れるため性感染症を含めたなんらかの感染症に感染するリスクが高まります。

切れ痔は多く出血し、また排便時の苦痛も大きいもので、前述のリスクを大きく孕む可能性が高くなります。
裂傷が化膿などによって悪化したり、損傷しているにも関わらずさらにアナルセックスを行って傷を広げたりすると完治は遅くなり、最悪の場合脱腸等の重篤な損傷を起こす可能性もあります。

また、内痔核、外痔核といったイボ痔にもリスクがあります。
これらは主にウイルスが原因で発生します。
イボ痔は普段は何も悪さはしませんが、排便時に何度も切れるなどして大量に出血することがあり危険です。
内痔核は肛門の中にイボができ、排便時に出血を起こしやすいです。
しかし痛みが少ないことが特徴でもあります。
外痔核は出血より痛みが深刻です。
うっ血によって血栓ができ、大きく痛みます。

痔瘻は肛門の近くが化膿し、痛み、膿み、ひどい発熱などをともないます。
肛門腺に菌が入り込むと発症します。

このように、アナルセックスは様々な痔の原因になりえます。
痔は一度なるとしばらく完治しないこともあるため、前述の尖圭コンジローマ、性器ヘルペス、膣トリコモナス、B型肝炎、C型肝炎といった様々な感染症に感染するリスクを高めます。

アナルセックスを行う場合は、感染症や痔になるリスクを踏まえて対策を練ると健康を維持できる可能性があります。
また、病気を発症しているときや痔になってしまったときはアナルセックスを行うことを避けることも健康を維持するうえで考慮に入れることになります。